Josef Hassid - SPANISH DANCE - PLAYERA (Sarasate) - Video
PUBLISHED:  May 04, 2013
DESCRIPTION:
Piano accomp. by Gerald Moore
HMV C.3185 2EA.8801
VIctrola VV8-30, 関西蓄音機倶楽部

violin@toramokuさんのブログからコピーさせてもらいました。
(略)その頃ハシッドは、同じフレッシュ門下のある女性に恋をしていた。彼女の名前はエリザベース・ロックハート(1921-)、彼よりも2歳年上の19歳になる令嬢であった。しかし、彼の熱い気持ちは、年上で生まれも育ちも違う彼女の心には通じなかった。その時期から彼の言動がおかしくなり始める。友情以上の感情をハシッドに持ち得なかった彼女は、そんなハシッドに困惑し、彼を避けるためケンブリッジに引っ越す。しかし、彼女をあきらめ切れないハシッドは結婚申し込みの手紙を送りつけ、直接ケンブリッジまで乗り込んでゆく。結果二人の関係は完全に崩壊してしまう。

それは1941年2月の事であった。この失恋がハシッドの精神に与えた影響は壊滅的なものとなった。同年3月には極めて重要なコンサートが2つ予定されていたが、自分の部屋から一歩も出ようとせずその当日になるまで練習はおろかヴァイオリンに指一本触れようとさえしなかったのである。にもかかわらず、練習なしのぶっつけ本番で臨んだそれらのコンサートで弾いたチャイコフスキーやブラームスは評論家たちの絶賛を浴びた。ある著名な音楽評論家は翌日の新聞に、今まで自分が聴いたブラームスの中で最高の演奏であった、と書き記している。しかしながら、それが公の場でのハシッドの最後の演奏となってしまった。(略)
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