鈴木陽子:メメローグ~2台のピアノのための~ Yoko Suzuki - Memelogue - Video
PUBLISHED:  Oct 27, 2011
DESCRIPTION:
(第1ピアノ) 中田百合子 (第2ピアノ) 夏目有香
(soprano) Yuriko Nakata (piano) Yuka Matsume
2010年11月21日 
関西現代音楽交流協会主催「第40回現代音楽作品の夕べ」
トントレフ・ヒコ(大阪市)にて収録
at Tontreff Hiko (Osaka City) on 21 Nov. 2010

【作曲者による楽曲解説】
2台のピアノのための『メメローグ』は6つのセクションよりなる。この曲ではそれぞれのセクションを二者の対話として構想した。
第一セクションでは朝の挨拶として外界との対話、ここでは呼吸を整えること、すなわち、息を合わすことの表現をめざした。
第二セクションでは二者は別々のことをずれて会話するが、だんだん同化してゆく。
第三セクションでは話者は挨拶を交わしていると思い込んでいるが、それはモノローグにすぎない。すなわち異次元の他者、たとえば道祖神との対話。
第四セクションでの会話は二者の話す速度の差異のズレによる噛み合ない会話。
第五セクションでは架空の対話相手との、年齢、時代、場所など時空を超えた対話であり、終始、モノローグがつぶやかれる。
第六セクションは二者べつべつのモノローグが他者の会話を追いかけて、上昇形と下降形として表現される。
「メメ」とはフランス語で祖母への呼びかけの言葉である。「メメローグ」はわたしの造語であり、「おばあちゃんの語りごと」というような意味である
(当日のプログラムより)

(関西現代音楽交流協会ホームページ) http://kmma.web.fc2.com/
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