DESCRIPTION:
ゴールド・ラッシュ！（オリジナル版）
Gold Rush! (for Wind Ensemble, Original Version)
高橋伸哉, 2002
Shin'ya Takahashi, 2002

1848年、カリフォルニアで金鉱が発見されると、全米各地はもとより国外からも一攫千金を夢見る人々が多数押しかけ、その結果、アメリカ西部にゴールド・ラッシュと呼ばれる大規模な社会現象が起きました。この作品は、「人間の喜怒哀楽をコミカルに描いてみよう」というアイデアをもとに、夢とロマンを求めて「宝の山」に群がった数多くの人々の泣き笑いを、自由な発想で表現したものです。

この作品には、大きく２つのモティーフがあります。５度音程の上下跳躍が特徴的な１つ目のモティーフと、ブルー・ノートを伴う２つ目のモティーフ、序奏に現れるこれら２つのモティーフが中心素材となり、さらにそれらが様々に姿かたちを変えながら、Ａ－Ｂ－Ａ'（急－緩－急）による曲全体を構成しています。また、急激なダイナミクス変化や突然の拍子変化など、随所に用いた一種の演出効果によって、金鉱発掘に狂奔した人々をコミカルに表現してみました。

数々の親しみやすいメロディーと中級程度の難易度により、「聴いても楽しく、吹いても楽しい」そんな作品に仕上がっています。タイトルにある「！」も、明るく陽気な曲想をタイトル上でも表わしたものです。

演奏にあたっては、ブラスバンドが持つ華やかでキレのあるサウンドを存分に発揮して、この作品の曲想である陽気さと軽快さを引き出してください。
源: http://www.h3.dion.ne.jp/~shin-tk/gold_b.html

"When gold was discovered in California in 1848, people from the world over rushed there to realize their dreams. The resulting socioeconomic phenomenon called "gold rush" transformed western America.

Gold Rush! was composed to freely capture the human spirit of adventure, with the dreams and passions filling mining towns and camps. Constructed in A-B-A form, the piece has a central motive of five pitches (with a blue note) that sees some alterations, contrasting other more florid and vibrant lines. Rapid changes in dynamics and tempi should comically portray the frenetic lives of the gold-seekers.

Its many satisfying melodies and an agreeable difficulty level make this an attractive piece to perform and enjoy for school and community bands alike."
Source from http://www.bravomusicinc.com