DESCRIPTION:
『凡庸』　
カタルナイシン
Twitter :https://twitter.com/CatarrhNisin

Directed by 寛治
Twitter :https://twitter.com/hana_batake111

Model by RaputaZenkoku
Twitter :https://twitter.com/RaputaTengoku


カタルナイシン 1st Album ''Moratorium''
Price:1000円 形式:CD 2014年8月1日発売

取扱店
WENOD RECORDS
http://www.wenod.com/?pid=77700671
shabby sic ポエトリー
http://shop.shabbysicpoetry.jp/?pid=78909691

〈トラックリスト〉
1.Poetic Youth
2.ケダルス feat.Sheepq-ill
3.Like You
4.迷路 feat.TEETWOまた旅
5.耳鳴り feat.Ritzzz
6.Butterfly Effect
7.猿とアバズレ
8.Conceal
9.宇宙遊泳 feat.RaputaTengoku
10.わずらい
11.Insomnia feat.寛治
12.凡庸
13.Moratorium

［歌詞］
隙間風で消えそうな灯火　下を向き歩いている
相変わらず不安定なこの道
淀みきった雲の下で蠢く生命
底辺と頂点　気の持ちようで変わる光景
時計の針と共にぐるぐると回る
同じ事を同じ所で同じ時間に繰り返す
理解する暇も無くただ課された義務を果たすが
例え果たさなかったとしても世界は止まらず
忙しなくひたすらに動きゆく全て
誰か助けて
嘆いても喧騒に掻き消される
枯れる喉　貯める涙
悩みや痛みの波がやってきては感情を飲み込んでゆくんだ
皆、血を滾らせ思い思いに歯を食いしばる
首の絞まる暮らし　辛いと思う程に蝕む
疼き出す胸　無念の世渡り
己の弱さ醜さを叩き込むんだ　この頭に
黙り、自分の声に耳を傾ける
絶対に欺けぬ　我のみぞ知る心理
まだ屈せずにここで立っていられると言う事実　
日々、積み重ねてきた時間の意味を今尋ねる
前を向いてみれば何もかもが焦れったい
自然体に纏わり付く見栄っ張りやくだらない体裁
こうも幸と不幸が鬱陶しいだなんて知らなかった
精一杯生きる。と言って笑いながら泣いていたい

蒼天を仰げど跋扈したままの迷霧
気が滅入る　鼓膜を突き破るその美辞麗句
涙に暮れる生存の名手
手を伸ばせば伸ばすほど理想から離れていく
捻くれた心が音を立てて折れる
その都度、手を加え作り上げたロールモデル
誰もが想像でなら自由に空だって飛べるはずなのに
何も出来ず凡庸に溺れる

走り出せば転倒してしまう　この様
いらつく程に上手く出来すぎている世の中で苦虫を噛み潰す
人々が吐き出した溜め息と悲哀の中をじっと立ちつくす
水晶体に映る貴方は一体誰なのでしょうか
一生涯知る事のない　その正体
肩書きや上っ面の紹介文　
シリアルナンバーやスペックなんかより知りたいのはもっと内部
いつの日も絶えず上げてきた口角
何か、誰かに期待しては馬鹿を見てようやく気付いた
当たり障りない言葉で馴れ合いを求めて歪んだ○を描くのは一種の道楽
結局、誰一人として分かってはくれまい
一見暖かいようだが触れてみると冷たい
疾病みたく繋がりたがる片手には携帯
意味の無さを計り知って足を掛ける死刑台
ありもしない正解に惑わされる小童
何をどうすれば良いのかすら分からなかった
考えてみれば、この地球上で自分には
充分な生きるべき理由とやらが見当たらなかった
だったら、と「愛/希望/勇気など」と嘲る
自ら繋いだ手なんて意図も簡単に離せる
だが人間にはまってしまった哀れな噛ませ犬
今にも解けそうな手をまだ離せないでいる

蒼天を仰げど跋扈したままの迷霧
気が滅入る　鼓膜を突き破るその美辞麗句
涙に暮れる生存の名手
手を伸ばせば伸ばすほど理想から離れていく
捻くれた心が音を立てて折れる
その都度、手を加え作り上げたロールモデル
誰もが想像でなら自由に空だって飛べるはずなのに
何も出来ず凡庸に溺れる